こんにちは、ビジョナリーLINEブログのタケです。
今回は、LINEマーケティングに必須のツールである「Lステップ」のアンケートについて網羅的にご説明します。
ところで、LINEを導入しアンケートをしようと思ったものの「アンケートはどうやって作るのか?」「アンケートの回答率を上げたい!」「回答率が低くて困っている」とお悩みの方は多いかと思います。
結論として、LINE公式アカウントのアンケートと、Lステップを導入しアンケートをした場合の回答率や売上は何倍にも変わるので、Lステップでのアンケートはほぼ大抵のケースで導入するのがオススメです。
本記事では当社の事例もご紹介しつつ、Lステップのアンケート概要や作成方法、活用方法を網羅的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
なお、本記事は累計100アカウント弱のLステップを運用してきたタケが解説します。
Lステップとアンケートの基本知識

Lステップは、LINE公式アカウント用のマーケティングを自動化や効率化するためのツールです。
なかでもアンケートの機能は、使い方が簡単で正確な情報を収集できます。
そこで、まず基本知識を紹介します。
- Lステップの回答フォームとは?
- アンケートのタイプ
- カスタムCSSとは?
ぜひ参考にしてください。
Lステップの回答フォームとは?
回答フォームとは、アンケートや申込フォームを作成するものです。
初心者にも簡単に作れますし、項目も自由に作れます。
例:
- 名前、メールアドレス、住所、性別
- 趣味、質問、悩み
これらの顧客情報を自動で収集し管理できるでしょう。
ほかにも、
- 色を変える
- 装飾をする
- 画像を挿入する
をおこない、見た目をガラッと変えると顧客の興味を引きます。
顧客のニーズにあわせてセールスメッセージを自動で配信することもできるので営業業務も自動化が可能です。
アンケートのタイプ
Ⅼステップを導入して売上を伸ばしている企業が、共通して使っている機能としてアンケートがあげられます。
そこで、ここではLステップアンケートのタイプを3つ紹介します。
- 回答フォーム
- カルーセル
- リッチメニュー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
回答フォームタイプ
回答フォームは、アンケートやお申し込みやお問い合わせが簡単に作れる上に、情報収集が効率的に行える機能です。
なぜなら、質問内容も選択肢が多く自由に作成できるので、質問の内容を工夫することで友だちのニーズを把握することが可能だからです。
記述式では詳細な回答が得られますし、選択式では手軽にスピーディな回答が得られます。
たとえば、記述式では名前やメールアドレスなど個人情報の収集ができますし、自由テキストで悩みや相談の受け付けができます。
選択式にしてチェックボックス、ラジオボタン、プルダウンメニューを用いることで複数の選択肢から興味ある分野を得られるでしょう。
以下のようなイメージ⇩
したがって、簡単に作れますし、選択肢の幅広さが特徴の回答フォームは、友だちの個別のニーズに対応し、効率的な情報収集を可能にします。
カルーセルタイプ
カルーセルとは画像とテキストを合わせたカードタイプのメッセージです。比較的回答率が高い傾向にあるのでオススメとなります。
なぜなら、カルーセルタイプのアンケートは、1つ質問を作り、回答をしてもらう対話形式なので、友だちと会話しながら気軽に回答していけるからです。
たとえば、エステサロンではユーザーが選択肢をタップしていくだけで自分に合ったコースを診断できます。
以下のようなイメージ⇩
したがって、友だちも気軽に回答してもらえるので、収集した情報からユーザーに合った提案をすることで売上アップに繋がるでしょう。
リッチメニュータイプ
トーク画面の下部に表示されているリッチメニューがアンケートになっているタイプです。
リッチメニューは目立つため、アンケートのクリック率が高い傾向にあり、そのためアンケートに答えることを進んで行ってもらえて高い回答率を獲得できます。
たとえば、ビジネス系インフルエンサーのやまもとりゅうけんさんの「人生逃げ切りサロン」のLステップではフリーランスビジネス診断を受けるためにアンケートをする仕組みでゲーム感覚で楽しめるように工夫されています。
以下のようなイメージ⇩
作成の難易度が高いのですが、ゲーム要素を取り入れることでリッチメニュータイプのアンケートは顧客が楽しみながら回答してもらえるでしょう。
カスタムCSSとは?
カスタムCSSとは、回答フォームの見た目を装飾して顧客にとって読みやすいデザインにできる設定です。
たとえば、画像、文章の文字の色、太さ、フォントをカスタマイズできるのはもちろんのこと、回答フォームの表示画面を動作させたり、文字にも動きを取り入れたりするアニメーションの機能もあります。
背景色やアイコンの設定も出来るのでLPっぽく作成することが特徴です。
下記は、具体的な例です。
↓カスタムCSS版
↓通常版
したがって、独自のデザインにすることでオリジナリティー溢れる魅力的な見た目になったり、企業のイメージに合わせたデザインにすることで信頼性もあがったりするのでアンケートの回答率があがるでしょう。
Lステップでアンケートを作る方法

アンケートの作成方法をタイプ別に解説していきます。
- 回答フォームの作成方法
- カルーセルの作成方法
- リッチメニューの作成方法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
回答フォームの作成方法
左メニュー「回答フォーム」⇒「+新しい回答フォーム」をクリックします。
回答形式を選択し、設問と解答欄を作成します。
カルーセルの作成方法
左メニュー>「テンプレート」→「+カルーセル作成(新)」をクリックします。
画像と回答選択肢を設定します。
リッチメニューの作成方法
左メニュー>「リッチメニュー」→「+新しいリッチメニュー」をクリックします。
アンケートをスタートさせるリッチメニューを設定します。
1枚目のリッチメニューをタップ後、2枚目のリッチメニューを表示させ、選択式でアンケートを進めていきます。
また、1枚目のリッチメニューをタップ後、回答フォームのアンケートを送信し、回答完了後にメインのリッチメニューを表示させる方法も可能です。
Lステップでのアンケートで効果を上げるコツ3つ

Lステップでのアンケートで効果を上げている企業には、共通して実践しているコツがあります。
そこで3つ紹介します。
- 回答に特典をつける
- 友だち追加直後のタイミングでアンケートを送る
- アンケートにゲーム要素を取り入れる
ぜひ参考にしてみてください。
回答に特典をつける
回答をしてくれた方に特典を用意して、友だちの興味を引くと効果があります。
例
- 限定クーポン
- 非売品アイテム
- イベントへの優先参加権利
しかし、特典が用意できない場合もあると思います。そういったときは、リッチメニューにアンケート回答者だけが閲覧できる限定コンテンツ設定をして特典としましょう。
提供しているサービスに合っている需要のあるものを用意することを心がけてください。
というわけで、回答者に特典を用意してメリットを感じてもらえるようにしましょう。
友だち追加直後のタイミングでアンケートを送る
一番友だちの温度感が高いのは、友だちになった直後となります。
なぜなら、人というのは時間の経過とともにアンケートを面倒と感じるからです。つまり、友だち追加後のありがとうメッセージのときに一緒に送るのがいいでしょう。
数日後にすることにより、回答率が大幅に減少する傾向があるので「鉄は熱いうちに打て」の心で、友だち直後にアンケートを送ってください。
アンケートにゲーム要素を取り入れる
アンケートにゲーム要素を取り入れていると回答者が楽しめてアンケートと感じないことが回答率が高くなる要因となります。
なぜなら、ゲーム要素にすることでアンケートをアンケートと感じさせない効果があるためです。
ビジネス系インフルエンサーの「やまもとりゅうけん」さんがいい例となります。
フリーランスビジネス診断という診断ゲームを行い、最後に結果から顧客に合った価値提供が表せるので効果的です。
というわけで、回答者が楽しめるゲーム要素を取り入れることは回答率を大きく高められます。
Lステップにアンケートが必要な理由

ここでは、アンケートが必要な理由を詳しく解説していきます。
- アンケートが必要な理由
- アンケートを作る上で大事なことは?
ぜひ参考にしてください。
アンケートが必要な理由
アンケートで重要なことは回答者と回答を紐づけて、その回答にあわせたメッセージを送ることです。
なぜなら、回答者と回答を紐づけて回答にあわせたメッセージを送ることによって顧客の満足度があがり売上アップに繋がるからです。
たとえば、ホワイトニングサロンでホワイトニングに過去に通ったことがある?ない?というアンケートを取った際に通ったことがある方に対してホワイトニングサロンの使い方のメッセージを送ることは意味がありません。
こういったエンゲージメントを下げてしまうようなミスを起こさないためにアンケートは必要なのです。
アンケートを作る上で大事なことは?
アンケートを作る上で大事なことを5つ紹介します。
- 回答後に感謝メッセージを送る
- 友だち追加の直後にアンケートを送る
- 質問数は最小限にし短時間でおわる
- アンケートしたらプレゼントをする
- 友だち情報とタグを設定する
回答後に感謝メッセージを送る
アンケートで大事なことは、回答後に感謝のメッセージを送ることです。
なぜなら、顧客に対してアンケートに時間を使ってくれて「ありがとう」と感謝を伝えることが大切だからです。
たとえば、ECサイトでいうとアンケートのお礼メッセージと共にアンケート結果に基づき顧客のニーズにあった期間限定の割引商品を添えると購買意欲が高まり売上に繋がるでしょう。
というわけで、ひとは感謝されるといい気分になり、また次のアクションを起こしてもらいやすくなります。
友だち追加の直後にアンケートを送る
アンケートは、友だち追加の直後に送りましょう。
理由は、友だち追加の直後は友だちの熱量が高いので回答率が一番高いからです。
「鉄は熱いうちに打て」が、伝わりやすいでしょうか。
要するに、興味や関心を持ったから友だち追加してくれたわけなので、その意識が一番高いときにアンケートを送るべきなのです。
質問数は最小限にし短時間でおわる
アンケートの質問数は、最小限かつ短時間でおわるようにしましょう。
理由はひとつ、長いと「めんどくさい」からです。
つまり、だらだらした数多くの質問はめんどくさいと思われてしまうので質問数は最小限にしてください。
実際に「回答率が低くて困っている」という企業のアンケートを見てみると、どうしても顧客に対して収集したい情報がたくさんあるので多くなってしまっているのが大半です。
というわけで、回答するにも顧客に下手に頭を悩ませてしまう質問をしてしまうと回答しないで諦めてしまいがちなので、短時間で終わる事を意識させて回答をしてもらいましょう。
アンケートしたらプレゼントをすること
アンケートに回答してもらったら、プレゼントを贈りましょう。
なぜなら、顧客にメリットがあった場合のほうが、ない場合と比べて回答率がまったく違ってきます。
たとえば、オンラインサロンでいうとアンケートに答えてもらったら限定コンテンツの動画やPDF資料を配布するとすると回答率の向上が見込めます。
したがって、プレゼントは必ず用意しましょう。
友だち情報とタグを設定すること
その理由は、設定すると情報に合わせて顧客のニーズや悩みに合ったメッセージをピンポイントで訴求出来るので成約率や売上アップにつながるからです。
不動産会社を例にすると、収入や家族構成に基づき、高収入の方にはタワーマンションをオススメしたり、4人家族のファミリーには戸建て住宅をオススメしたりできます。
要するに、友だち情報のタグ設定をすることは顧客のニーズや悩みに応じてメッセージを送れるので売上アップになるでしょう。
大切なのは、アンケートは顧客ファーストで考えることです。このアンケートを作成するうえで大事な5つのことを意識することで友だちの回答率が変わってきますので必ず実践するようにしましょう。
Lステップでアンケートを使うメリットとデメリット

Lステップでアンケートを使う際のメリットとデメリットを紹介します。
- アンケートを活用するメリット
- アンケートを活用したときのデメリット
アンケートを活用するメリット
Lステップでアンケートを使うとできることが多くあります。
たとえば、友だちの名前、住所、性別などの基本的な情報だけではなく、興味があること、知りたいこと、悩んでいることの情報も得られます。
その回答内容にあわせてメッセージを配信できるので、成約率が上がり売上アップに繋げられるでしょう。
そのうえ、タグ付けされた回答をかけ合わせて分析することで顧客ニーズを正確に把握することが可能となり精度の高い訴求が可能となります。
また、作成方法を工夫することで、アンケートをゲーム感覚で楽しめるので、友だちの離脱率が低くなり継続した付き合いを続けられるでしょう。
さらに、回答しているか、していないかが分かりやすいので、状況に応じて感謝のメッセージを送ったり、回答を忘れかけていた顧客へ回答を促すメッセージを送ったりすることで回答率がアップします。
というわけで、メリットがたくさんあるのでアンケート機能は必須で活用しましょう。
アンケートを活用したときのデメリット
アンケートを活用したときのデメリットとしては、友だちの数とLステップ料金との費用対効果が釣り合わないときとなります。
なぜなら、友だちの数が少ないと回答数が少ないため売上アップの見込み分と、Lステップ料金を比較したときに、Lステップ料金のほうが費用がかかってしまうことが考えられるからです。
また、設定にかかる工数のことも念頭におき、導入から活用までのスケジュールを計画し効果が出るまでのことも考慮しておきましょう。
構築に関する相談は弊社までお問い合わせください。出したい効果に合わせた提案をさせていただきます。
Lステップでアンケートの活用事例

アンケートを行うことで申し込みに繋がったり、売上アップに繋がったりしている活用事例を紹介していきます。
- スポーツジムの場合
- ECサイトの場合
- 不動産業の場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スポーツジムの場合
スポーツジムではアンケートをすることで新規ユーザーの獲得や満足度の向上に役立っています。
なぜなら、アンケートから得た情報をもとに個々のユーザーにとって有益なトレーニングの情報やキャンペーン情報を届けられるからです。
実際にアンケートに答えてくれたユーザーにギフト券を配布することでたくさんのアンケートが集まり、新規申し込みに繋がったり、リピート率が増加したりしています。
以下のようなイメージ⇩
ECサイトの場合
アンケートで悩みごとを聞くことを行い、ユーザーひとりひとりにあった悩みを解決できる商品を送ることで購買意欲が高まり売上アップに繋がります。
具体例としては、肌の乾燥に悩んでいる人へ乾燥肌用スキンケア商品をオススメしたところ購入して頂けました。
ポイントとしてアンケートに回答してくれた方には、ECサイトのクーポン券が回答後にプレゼントされる仕組みがあり、次回購入する際に使えるようにしていることが購買率が高い要因となっています。
アンケート内容で悩みを回答した顧客へ悩みを解消できる商品を提案するメッセージをクーポン券と共に送ることで売上を上げられています。
不動産業の場合
友だち追加直後にニーズと希望の条件をアンケートをすることで得た情報をタグ付けしてニーズと条件に合わせた物件をユーザーに送ることで成約率が上がっています。
なぜなら、引っ越しの予定時期、間取り、立地条件、年収や家族構成、住居地から顧客にあわせた分析を行い、予算や地域にもとづいた有益な情報を紹介するからです。
以下のようなイメージ⇩
対象者にはプレゼントを用意することで物件の成約率が向上しています。
というわけで、ニーズと条件があっているためユーザーに有益だと思ってもらえているので物件の成約率があがっているのです。
Lステップのアンケート構築についてのまとめ
Lステップのアンケート概要や作成方法、活用方法を網羅的にご紹介しました。
LINEを導入しアンケートをしようと思ったものの
- アンケートはどうやって作るのか?
- アンケートの回答率を上げたい!
- 回答率が低くて困っている
とお悩みの方は、ぜひ今回紹介したようにビジネスの目的に合わせて
- 回答フォーム
- カルーセル
- リッチメニュー
を活用して構築してみて売上アップに繋げましょう。
繰り返しになりますが、LINE公式アカウントのアンケートと、Lステップを導入しアンケートをした場合の回答率や売上は何倍にも変わるので、Lステップでのアンケートはほぼ大抵のケースで導入するのがオススメです。
顧客の情報をつかみ、情報に合わせ自動化されたメッセージを送り顧客の満足度を高めていきましょう。
Ⅼステップのアンケート構築に際し協力が必要でありましたら、弊社までご連絡ください。
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